Penya Barcelonista de Lisboa

dijous, de desembre 14, 2006

★バルサ、快勝でFIFAクラブワールドカップ決勝進出!


★バルサ、快勝でFIFAクラブワールドカップ決勝進出!
バルサが北中米カリブ海王者を圧倒した。14日に日本、横浜日産スタジアムで行われたFIFAクラブワールドカップ準決勝、クラブ・アメリカの試合は4-0でバルセロナが勝利した。バルサは前半10分にグジョンセンのゴールで先制すると、30分にはコーナーキックからマルケスがゴール。後半に入ってもその勢いは衰えず、20分にロナウジーニョがコースを狙ったシュートを決めると、40分にはデコが豪快なミドルシュートを叩き込み、終わってみれば4-0の快勝。これでバルサは決勝に進出。17日に世界一を懸けてインテルナシオナルと対戦する。
時差ボケの影響が心配されていたバルサであるが、試合キックオフより本来の実力を如何なく発揮し、リズミカルなパス交換と洗練されたテクニックを武器に試合の主導権を握ることに成功した。前半11分にグジョンセンが、前半30分にはマルケスがゴールを決め、2対0とリードした形で、落ち着きと共にハーフタイムを迎えた。勝利をほぼ手中に収めていたバルサであるが、後半に入っても攻撃の手を緩めずエレガントな攻撃サッカーを披露し続け、ロナウジーニョとデコが追加点を決め、終わってみれば4対0と圧勝。ヨーロッパチャンピオンとしてのプライドを守り、堂々と決勝進出を果たした。
【スペクタクルなスタートダッシュ】本日の勝利のキーポイントは、何と言ってもバルサのスペクタクルなスタートダッシュだ。トップギアで試合開始に臨んだバルサは、ボールを完全に支配するだけでなく、クラブ・アメリカを自陣奥深くに追いやり高い位置で常にプレーを展開した。中盤のデコとイニエスタを中心にバルサはリズミカルにボールを捌(さば)き、両サイドを広く使いクラブ・アメリカ守備陣を混乱の渦に陥れ、キックオフ直後からシュートチャンスを量産して行った。
【ワンタッチ・フットボール】今日のバルサの好調さを最も的確に表していたのは、バルサの先制ゴールであろう。デコ、ロナウジーニョ、イニエスタ、グジョンセンとワンタッチでリズミカルにボールを繋いだ後に生まれたグジョンセンの美しいゴールは、横浜日産スタジアムを埋めた多くのバルサファンの心を魅了した。グジョンセンの先制ゴールの後もバルサはアクセルから足を離すことなく、クラブ・アメリカのゴールを襲い続ける。クラブ・アメリカも反撃を試みるが、カウンターアタックとリスタートからしかチャンスを作り出すことができず、前半の最も決定的なチャンスも直接フリーキックから生まれたものだった。前半22分カバーニャスが放ったカーブが掛かったシュートは壁を越えた後に鋭く落ちゴール左隅に飛んでいったが、ヴァルデスのファインセーブに阻まれた。
【マルケスの追加点】バルサもクラブ・アメリカに対抗するかのようにリスタートからチャンスを作り出し、そして迎えた前半30分、マルケスによるバルサの追加点は左コーナーキックから生まれた。デコが上げたコーナーキックに相手DFのマークを振り切ったマルケスがジャンピングヘッドでニアポストに飛び込み、シュートは綺麗にクラブ・アメリカゴールに吸い込まれて行った。なお、同郷メキシコ人相手に決めた今日のゴールが、マルケスにとって今シーズン初ゴールである。
2対0とリードし試合をほぼ決定付けた形で後半に臨んだバルサは、2点のリードを守ることを念頭に置きつつ、試合を冷静に展開していった。後半16分にはライカールト監督は中盤でのボール支配率を更に高めるために、モッタに代えチャヴィを投入した。残り時間が少なくなるにつれて意気消沈するクラブ・アメリカに対し、ボールと試合を支配し続けるバルサは、日本のファンに質の高いフットボールをプレゼントすることを忘れなかった。【美しいフットボール】バルサは引き続きロナウジーニョとデコを中心にイマジネーション豊かなフットボールを展開し、バルサファンだけでなく世界中のフットボールファンを魅了した。それはまるでスペクタクルなフットボールを世界中に広めるためのテレビコマーシャルのようであった。後半16分のロナウジーニョによる3点目もリズミカルなパス交換から生まれたものであった。最後はGKが弾いたこぼれ球をロナウジーニョがゴール右上に冷静に決め3対0とした。
【デコのキャンノン砲】3対0となった後もバルサのスペクタクルなフットボールは止まることなく、試合終了のホイッスルが鳴るまで続いた。後半40分、今日の立役者の1人であるデコがゴール正面20メートルの距離から強烈なロングシュートを決め4対0とした。そして、試合終了間際にはロナウジーニョが3人のDFに囲まれながらペナルティーエリア外から芸術的な長距離ループシュートを放ったが、シュートは惜しくもバーに当たりゴールの上に外れて行った。ヨーロッパチャンピオンとしての威厳を保ち、スペクタクルなフットボールと共にクラブ・アメリカ相手に4対0と圧勝したバルサは、17日日曜日に世界王者を目指しインテルナシオナル・ポルト・アレグレと対戦する。
【得点者】1-0 グジョンセン(11分)2-0 マルケス(30分)3-0 ロナウジーニョ(61分)4-0 デコ(85分)